婚活悩み相談
「最後の砦」としての交際
多くの人が結婚相談所に入会するに至るまでには、長い道のりがあり ます。結婚相談所を初めての婚活の場として利用する人は少なく、多くの場合は友人やきもt職場、婚活パーティー・マッチングアプリを通じた出会いの場を経て、最終的に相談所にたどり着くことが一般的です。
我流の婚活のやり方で結果が出ない状況が続くと、どこかで「今のやり方では一生結婚できないかもかもしれない」との不安に苛まれ、そんな時に頭によぎるのが結婚相談所です。
つまり婚活に行き詰った人達にとって、結婚相談所は「最後の砦」として選択されることが多いのです。
しかしながら「結婚相談所に入ればすぐに結婚できる!」という期待と、「高いお金を取られるだけで結婚はできない!」という、相反する心理的なプレッシャーがかかり、結婚相談所の入会を躊躇する人も多いです。
意を決して入会した以降は、「ここでワガママを言って結果が出なければ、一生独身になってしまう・・・」との考えに苛まれ、いつもならばお断りしていたタイプの相手との交際を継続しようとする行動にでます。
今迄はすぐに交際を終わらせていた相手でも、「もう少し我慢して様子を見てみよう」と無理にデートを重ねた結果、無駄に時間だけを消化してしまうかもしれません。
残念ながら恋愛観や結婚観は、数年あるいは数十年かけて培われてきたものであり、結婚相談所に入会して数日・数週間・数ヶ月で劇的に変化する事はないでしょう。
それでも「一生独身」の四文字熟語が頭によぎり、「変わるべきだ」「新しい視点を持つべきだ」と言い聞かせます。しかし、心の奥では「自分らしさ」を手放したくないとの葛藤が続きます。
こうした中で、今の人を振った後に同条件又はそれ以上の相手と出会える自信もなく、そんな状況で交際を終わらせるべきかを判断する事は難しい決断と言えます。
「回数を重ねればいつかは好きになれるかもしれない」という期待を持ち続けても、それはしばしば裏切られるものです。本来、何度かのデートで相手に惹かれるタイプであれば、これまでに自然な形で誰かと交際し結婚していた可能性が高いでしょう。
独身を続けてきた背景には、自分の恋愛基準が変えられなかったという事実があるため、相談所で無理に交際を続けても、思うように気持ちになってしまう事は仕方ありません。
さらに、結婚相談所での活動中、ただ独りでいることへの不安感や焦りから、交際相手がいないよりもいたほうが良いと思うあまり、無理にでも交際を継続しようとする事もあるでしょう。
しかし、このような無理な交際を続けても、結果として不安が薄まるどころか、むしろより一層不安や焦りが助長されることがあります。無理に交際を続けることのリスクとして、自己評価が低下するだけでなく、婚活自体が嫌になり、理想の相手を見つける機会を逃してしまうかもしれません。
結婚相談所での活動中は、理想のタイプに固執するのではなく、同時進行で理想の相手を探すことが有効です。交際相手を持ちながら活動を続ける事で心の余裕も生まれ、そうした余裕が冷静な判断を可能にし、最終的に本当に自分に合った相手を見つける手助けとなるのです。
不安から続ける交際
不安から続ける交際をさらに深堀してみましょう。婚活をしていると、時に相手との交際を続けるべきか終わらせるべきか悩む場面が訪れます。
「少しでも気になる点があるなら切り替えるべきだ」という考えと、「もう少しデートを重ねれば相手の良い面が見えるかもしれない」という期待が、心の中で交錯することも多いでしょう。
こうした状況での判断は容易ではありませんが、特に問題となるのは、不安からズルズルと交際を続けた結果、婚活自体に対するモチベーションが失われていくケースです。
婚活には少なからず精神的なエネルギーを要します。何度も相手とデートを重ね、時に失敗を経験しながら、理想のパートナーに出会うために努力を続けることは、楽なことではありません。
そのため、交際を重ねる相手に対して心から惹かれることがなければ、活動自体が義務のように感じられ、やがて「こんなに頑張っているのにうまくいかない」と婚活に対して疲れや嫌気を感じ始めることもあります。
こうした心理状態に陥ると、本来なら楽しく充実感を持って行うべき婚活が、単なる作業や義務に成り下がってしまいます。
さらに、不安や妥協から始めた交際が長引くことで、新たな葛藤が生まれることもあります。「結婚はしたいけれど、この相手との未来が描けない」「今の関係を終わらせてしまったら、次に出会えるかどうか分からない」といった思いが重なり、交際を続けることも、終わらせることも難しい状態に陥ってしまうのです。
このように考えの板挟みになると、自分の気持ちが分からなくなり、心から幸せを感じられる未来のイメージが持てなくなることがあります。こうした状況から抜け出すには、「無理な交際は、かえって婚活を遠ざけることがある」という点を意識することが重要です。
不安から交際を続けることは、安心感を得るどころか、婚活そのものに対する意欲や楽しさを失わせる危険性があります。実際、結婚相談所で長期的に活動している方々の中には、「一度惰性で交際を続けてしまった結果、婚活全体に対して意欲を失った」という方も少なくありません。
たとえば、デート中に「本当にこの相手と結婚したい」と心から感じられない場合や、デートが負担に感じられるようになった場合には、思い切って関係を終わらせる決断が必要です。
婚活は仕事ではなく幸せな結婚生活を築くためのパートナーを探す活動ですから、無理をして続ける必要はありません。まずは自分自身の不安や焦りに向き合い、焦らずに次の出会いに進むことで、婚活がより充実したものにする事が出来ます。
また、理想のパートナー探しを進めるためには、自分にとっての「理想の結婚」とは何かを常に見直し、友人や他人の意見のプレッシャーに惑わされずに進むことが大切です。安易な妥協を避け無理に交際を続けないことが、一件遠回りに感じるかもしれませんが、実は本当に満足できる相手を見つけるための近道になるでしょう。
結婚に何を求めているのか
結婚というゴールを目指す過程で、自分は結婚に対して何を求めているのかを再確認することは、婚活において極めて重要なステップです。
多くの人は、結婚を通じて「幸せ」や「安心」を手に入れたいと考えますが、具体的に何を持って幸せと感じるかは人それぞれ異なります。この点を曖昧なままにしておくと、相手選びの基準が不安定になり、結果として迷いや後悔が生まれる可能性が高くなるのです。
たとえば、あなたが結婚に対して「安定した生活」や「共に成長できる関係」を求めているのであれば、相手に求める条件は単に外見や趣味の一致だけではなく、価値観や未来へのビジョンの共有が重要になってきます。
逆に、結婚に対して「恋愛感情やときめき」を重視するタイプであれば、その感情を持てる相手との関係を優先し、無理に安定感だけを求めることは避けた方が良いでしょう。
自分が「何を求め、何を大切にしたいのか」を具体的に知ることで、より適切な相手と出会う可能性が高まるのです。理想の結婚観を再確認するには、まず「自分が結婚生活でどのような場面に幸せを感じるか」をイメージすることが役立ちます。
「一緒に趣味を楽しめる相手」「お互いを尊重し合いながらキャリアを応援できる相手」「共に子供を望み家庭の中で会話や笑いが絶えない相手」など、より具体的なシーンを想像してみましょう。
このプロセスは自分がどのような生活を理想とするかを明確にし、婚活を進める上での指針となります。また、理想と現実のバランスも見極めることが必要です。
まずは、深く考えず結婚相手に求めるものをリストアップして下さい。思いつくままに結婚相手に求めるものをリストアップしたら、「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」を分けて考えてみましょう。
理想が高すぎると、候補となる相手が見つかりにくくなる可能性がありますが、かといって妥協を重ねすぎると、結婚後に不満や後悔が残る恐れもあります。
自分にとって本当に大切な価値観は何かを明確にし、それ以外の部分には柔軟性を持つことが、幸せな結婚生活への鍵となります。このような自己整理は、婚活においてブレない判断軸を持つために必要です。
時に「結婚しなければならない」という焦りや、「早く決めないと」というプレッシャーに駆られ、じっくり考える時間を持つことが難しいかもしれません。
しかし、自分が心から納得できる結婚を目指すためには、今一度「自分が本当に求めているものは何か」を確認し、その理想に合った相手を見つける努力を惜しまない事が重要となってきます。
理想とする結婚生活をイメージし、それに沿って行動することが、後悔のない婚活につながります。自分自身の気持ちに正直に向き合い、何を求めるかをはっきりさせることで、結婚という人生の重要な決断に対して自信を持って下すことができるのです。
まとめ
以上、この記事では結婚相談所は最後の砦か?について書かせて頂きました。
結婚相談所は多くの人にとって「最後の砦」であり、婚活の行き詰まりから入会するケースが多いです。しかし焦りや不安から交際を続けると、かえって疲弊し、理想の相手に出会う意欲を失うことがあります。
幸せな結婚を目指すためには、まず自分が結婚に求めるものを明確にし、譲れない価値観を見極めることが大切です。無理な交際を続けるのではなく、理想と現実のバランスを取りながら、納得できる相手を見つけることが最も重要です。
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